研究

北海道大学大学院環境科学院環境物質科学専攻八木研究室(教員所属:大学院地球環境科学研究院 物質機能科学部門)

 当研究室では、北海道大学において伝統的に研究されてきた電極触媒(Electrocatalysis)を中心に研究しています。環境適合性に優れたクリーンエネルギーの安定供給を実現する燃料電池において、その基盤材料である電極触媒アイオノマー(高分子電解質)の機能や動的構造ひいては物性を、放射光超短パルスレーザー光などの先端技術を駆使して原子・分子レベルで解明するほか、生体材料を模倣する新規電極触媒材料の開発を進めます。長年培われた単結晶電極を用いた基礎的な研究も継続的に進めています。また、加藤助教の参画にともない、生体材料(金属酵素)を電極に固定した系への取り組みも開始し、酵素模倣系とを直接比較して構造と性能の相関を明らかにする研究に取り組んでいます。さらに、持続可能で環境負荷の低い社会の実現に資する他の化学ー電気エネルギー変換デバイス環境浄化に資する電極触媒の研究などにも取り組み始めています。2014年度に嶋津研究室から実験室等を受け継ぎ、硝酸など有害な窒素酸化物を窒素へと無害化したり、ヒドロキシルアミンなどの有用物質に変換したりする、窒素サイクル系電極触媒の研究にも取り組んでいます。