iYagi Lab.

Graduate School of Environmental Science
Hokkaido University

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2024年11月から、環境科学院のサーバー上のサイトに移行します。

This site will move to the new URL on the EES server from Nov. 1st, 2024.

 

研究

北海道大学大学院環境科学院環境物質科学専攻八木研究室(教員所属:大学院地球環境科学研究院 物質機能科学部門)

 当研究室では、北海道大学において伝統的に研究されてきた電極触媒(Electrocatalysis)を中心に研究しています。環境適合性に優れたクリーンエネルギーの安定供給を実現する燃料電池において、その基盤材料である電極触媒アイオノマー(高分子電解質)の原子・分子レベルの構造や動的挙動ひいては機能がその重要性を増しています。当研究室ではそれらを、放射光超短パルスレーザー光などの先端技術を駆使して原子・分子レベルで解明するほか、生体材料を模倣する新規電極触媒材料の開発へと展開します。また、水素を得るための水電解に資する酸素発生反応(OER)触媒にも着手しています。長年培われた単結晶電極を用いた基礎的な研究も継続的に進めています。また、生体材料(金属酵素)を電極に固定した系の分光学的研究も開始し、酵素模倣系とを直接比較して構造と性能の相関を明らかにすることを目指します。2014年度に嶋津研究室から実験室等を受け継ぎ、硝酸や亜酸化窒素(N2O)など有害な窒素酸化物を窒素へと無害化したり、アンモニアやヒドロキシルアミンなどの有用物質に変換したりする、窒素サイクル系電極触媒の研究にも取り組んでいます。以上の研究を通して、3つの"E": "E"nvironmental protection(環境保全)、"E"conomic growth(持続的経済成長)、"E"nergy security(エネルギーの安定供給)、をバランス良く保持できる持続可能性(Sustainability)に富んだ社会の実現に貢献します。